勉強するなら今電力自由化のメリットデメリット

2016年4月に電力自由化がスタートしました。これにより、実質閉鎖的であった電力業界に新しい風が吹き込まれ、競争原理が発生しました。従来電力を扱っていた会社の他にも、新しく参入して電力の小売りをする「新電力」という事業者が多く誕生しました。消費者は各社のサービスを見極めて、ライフスタイルに応じた最適な電力会社を選択することができるようになりました。しかし、新電力への申し込みの内、約90%が首都圏・大都市圏であることなど、地方ではまだまだ切り替えによるメリットを享受できていないケースが多くなっていることがわかりました。また、様子見を決め込んでいる消費者も多くいるようで、切り替えの申し込みがあったのは全契約者数から見てもまだまだ僅かでしかありません。今後への課題が見えてきた電力自由化ですが、そのメリットとデメリットをご紹介します。

電力自由化のメリットとはなんだろう?

ではまず、電力自由化のメリットについて見ていきます。1.電気料金の適正化電気料金の多様化と価格の適正化は、電力自由化の最大のメリットともいえます。たくさんのプランの中から、ライフスタイルに応じた最適なプランが選択できるようになりました。普段、ご家庭で使用されている電力の使用状況はご存知ですか。日中に家にいない時間が長い場合や、オール電化住宅にお住いの方などは、料金を見直す良いチャンスです。2.ITと連携したサービスインターネットが手軽になった昨今では、テクノロジーの進化によって家電とネットを接続することが可能となりました。例えば、電気の使用量を測定しているメーターに通信機能を持たせることで、月々の使用量や料金をネット上で確認することが出来るようになりました。

電力自由化にデメリットはあるの?

便利でいいことばかりの電力自由化ですが、注意したい点もあります。1.安定供給への不安普段の生活にぴったりの料金プランが見つかって、新電力に切り替えたとしても、その新電力からは毎日安定して電力が供給されるのでしょうか?あとあと設備の不具合による停電や契約者数の急増による配給できる戦力の不足などが起これば、快適で安定した生活を脅かす事態となりかねません。2.電気料金の高騰自由化に伴って、顧客を獲得するために一旦は下げた電気料金が、今後上昇するリスクもあります。海外では、すでに電力の自由化が一般的ですが、自由化開始直後電気料金は概ね低下しましたが、長期的に見ると自由化された全ての地域で電気料金が高騰しているという現状があります。日本は、海外から見ても電気料金が比較的高めに設定されていますので、若干は下がる余地があるものの、予断を許さない状況であることは理解しておきましょう。